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2012年 07月 31日 ( 1 )

 

二つのことわざ

たまにゃ、“あんま笑い処のない仕事のハナシ”でもさせて下さい。

皆さんはウナギ、食べました?

火曜金曜土用の話
((゚Д゚)ややこしいな!)
ってのも何なんですが、
今年は高値でね、昨年焼いて売った活きウナギも仕入れの時点で去年の売値を越えちゃうんですよ。

冷凍の蒲焼きを仕入れるにしても、
やっぱり価格ロットを考えると
どうにもキビシい。。

Q:じゃあ、どうしたんですか?

A:ええ、売るのやめました

もうこれは仕方ないと。
これで『アラ?大将、ウナギは?』なんて聞かれたら、
(゚o゚;え、ウナギって何ですか!?

って言う練習もやってました。
(↑バカ)

・・しかし心の中じゃ、
『ないわけにはいかん』
という声と
『売れもせんモノ仕入れるなや!』という声の
絶妙なるせめぎ合い(ノД`)


そんなこんなで、当日。魚市場。

心の中の徳川家康が呟く。

ほう、『果報は寝て待て』
とは正にこのことか。

いるんですよ、
地物の活きウナギが!
並んでるウナギは7ケース。

・・ダメもとで、狙ってみるか・・


ボクの行く魚市場のセリは“下げ競り”なので、セリ始めに高値を付けた仲買から魚を仕入れることが出来ます。1ケースでも構わないし、全てを買い占める(通称“ゾロ買い”)ことも可能です。

誰(どの仲買)が買うのか?
どのくらいの価格から始まるのか?
(価格の)下げ幅はあるのか?

毎日、
味わいたくもないのに
味わえる
何ともいえない緊張感。

ま、セリ落ちなけりゃそん時だな・・

という自分への言い聞かせをかき消すような、けたたましいホイッスルの響きからセリは始まります!

いくつかの魚を経て、
いよいよ“ウナギのセリ”へ。

セリ場のアタマから5ケースは10尾入り、・・様子を見ようか。

せわしなく上がる符丁の指数字!
「又六は○○!」
『おお~!』
どよめく一同、スタートは二万六千円から!

口銭(市場への手数料)込みで、
うわ、一本ほぼ三千円!?
こりゃ思ったより遠いか・・?

残り6ケース。セリは続く。
まだまだボクの出番じゃない。

「リャンリャンは○○・・が二丁!」・・あと4つ。

ここからガクッと値が下がり始める
あと3つ、
あと2つ、ここから15尾入りへ。

来たっ!

カタは小さくなるがお客さんと
“WIN-WIN”を目指すなら
ここしかないっ!

符丁を出す。
セリ人のアイコンタクト。
あぁ、落ちた。

狙い通りで落札。


さぁ、
後は素直に売るだけ。

『損して得とれ』、だ。

毎日市場で顔を合わせる同業者が
「もっと高く売ったらいいのに」
「儲からんやろ?安すぎよ!」と
心配してくれるんですがね、

いいかいみんな、
誰もテナントに入ってだよ、
碌に一年保たない店で
ボクは四年目を迎えてんだぜ?

これこそ“得”と言わずに何と言うんだい?

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  by roll-husher | 2012-07-31 18:12 |

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